今回は個性・堅牢についてです
武将の能力による影響ということで
前回の続き…という位置づけになります
堅牢は都市から攻城部隊への
ダメージを大きくする効果があります
この効果はいったいどれくらいなのか
統率が高い武将を差し置いて
太守に据えた方が良いのかを検証していきます
検証:堅牢持ちの有無でどう変わるか
では、実際に都市を攻めさせ、
堅牢の有無で与ダメージがどう変化するか
測定してみます
条件は前回の検証と一緒です
結果
太守統率 | 個性:堅牢 | 攻城側ダメージ | 伸び率 |
100 | 無し | 468 | – |
100 | 堅牢 | 600 | 128% |
80 | 無し | 416 | – |
80 | 堅牢 | 532 | 128% |
60 | 無し | 352 | – |
60 | 堅牢 | 452 | 128% |
40 | 無し | 292 | – |
40 | 堅牢 | 372 | 127% |
伸び率:同統率の堅牢無しと比較した時のダメージの増加率
赤棒:堅牢持ち
青棒:堅牢無し
・与ダメージが約28%アップ
・統率に換算すると35以上の効果となる
(史実武将を対象とした場合)
・統率100≒統率64+堅牢
グラフより、攻城部隊への与ダメージが
大きく増えていることが分かります
堅牢の有無で約28%ほど差が付きます
これを統率に換算していくと
統率60+堅牢は統率94と同程度 (統率+36)
統率40+堅牢は統率66と同程度 (統率+26)
統率20+堅牢は統率43と同程度 (統率+23)
となっています
統率が上がるにつれて
影響が大きくなる個性となっているようです
統率80+堅牢からは統率100よりも
与ダメージで勝るため、
ここで調査はストップ
なお、逆の形で
統率100を統率〇〇+堅牢で換算すると、
統率100≒統率64+堅牢となりました
史実武将の堅牢持ち最低統率は66なので
堅牢持ちを統率換算で評価すると
35以上の効果は保証され、
統率100以上の与ダメージを出してくれます
検証2:堅牢持ち比較 被ダメも考慮編
堅牢は与ダメだけにしか影響を及ぼさないので
与ダメを見るだけでは太守を決定するには要因としては
不足かもしれません
ですので、今度は被ダメも考慮して
統率いくつ分なのか検証します
前回も用いた都市・攻城部隊間のダメージ比を使い
被ダメも考慮した場合の
堅牢の効果が統率いくつ分なのかを調査していきます
結果
太守統率 | 個性:堅牢 | 攻城側ダメージ | 都市側ダメージ | ダメ比 都市/攻城 |
100 | 無し | 468 | 114 | 1:4.11 |
81 | 堅牢 | 532 | 130 | 1:4.09 |
80 | 堅牢 | 532 | 131 | 1:4.06 |
75 | 無し | 400 | 135 | 1:2.96 |
60 | 堅牢 | 452 | 154 | 1:2.94 |
74 | 無し | 400 | 137 | 1:2.92 |
40 | 堅牢 | 372 | 181 | 1:2.06 |
54 | 無し | 332 | 162 | 1:2.05 |
ダメ比 都市/攻城:
都市側1人の損害に対して、攻城側を何人倒したか
所謂キルレート、キルレシオの類
・被ダメージを考慮すると、
堅牢持ちは統率+14~19程度の効果
・統率100≒統率81+堅牢
与・被ダメージの比率が等しくなるように
堅牢有り統率40・60・80を
堅牢無し統率換算していくと、
統率40+堅牢 ≒ 統率54
統率60+堅牢 ≒ 統率74.5 (75と74の間)
統率80+堅牢 ≦ 統率100
と、このような形になりました
また、先ほどの同様に
統率100を統率〇〇+堅牢で換算すると、
統率100≒統率81+堅牢
被ダメも考慮すると
堅牢持ちは統率+14~19程度の
効果となりました
堅牢持ちの都市は手強い
堅牢の効果は同統率値と比較して、
与ダメージ28%アップ
与ダメだけを見れば統率換算で+35以上の効果
与・被ダメ両方考慮すると
統率換算で統率+14~19程度の効果です
堅牢持ちがいる都市を攻めるときは
普段より厳しい戦いになることを
覚悟した方がいいでしょう
付録・堅牢持ちの武将と統率
曹仁90
郝昭87 満寵85 羅憲84 公孫瓚84 文聘83 審配82
厳顔79 朱然79 柳隠77 霍峻76 黄祖76 張英75
高幹74 吾彦74 劉璝73 王伉72
士徽69 蒯良68 鮑三娘68 劉循68 趙弘66
※数字は統率を表しています
統率が高めの武将が持っていることが多く、
統率70中盤~80中盤までの武将が多いですね
史実・演義等の守城で活躍した
武将が持っていることが多く
知っていれば事前に察知できるかもしれません
落とし穴となりやすいのは蒯良でしょうか
太守・蒯良に対してはうっかりミスしやすい?
蒯良は能力高めの文官という意識はあっても
武闘派という印象はあまり無いので…
意外な被ダメージにビックリするかもしれません
また、以下の理由で他の武将より太守になってることも多いんじゃないかと
・能力が高い→官位が高くなる→太守になりやすい
・劉表が他の勢力と比較して都市にこもりやすい
・統率自体は控えめなため迎撃にあまり出てこない
ただ、今言ったことは想像込みだったりします
実際はどうでしょう…
鵜吞みにしないでくださいね
想像的なことをもっと言えば
こいつは劉表と同じ都市にいるイメージがあります