包囲効果…張飛、呂布の個性である闘将や飛将の説明にあり、
存在は示唆されているものの、
具体的には良く分かっていないこの効果について検証しました
以前、攻城戦での包囲効果は記事にしましたが
今回は部隊戦ということで部隊能力を見ることが出来るので
より具体的に検証していきます
包囲効果とは
ゲーム内ヘルプでもかるーく内容が紹介されています
□隣接する敵部隊の数
多いほど分散して1部隊への戦闘力が下がる
まあ、要はこんな感じで

敵に隣接する味方が増えると
戦闘を有利に運べる…というモノです
では、なぜ有利になるのかというと
それは…
敵部隊に隣接する味方部隊が増えるたびに
敵部隊の部隊能力値(攻軍・防御)を割合で下げているからです
この割合は
2部隊での包囲:12%
3部隊での包囲:22%
4部隊での包囲:28.5%
となっています
5・6部隊での包囲は未検証
能力値が〇%減る ≠ ダメージが〇%減る
なのでそこは注意です
重要なので毎回言っていますが
包囲効果とはこの部隊能力値を下げる効果だけであり、
これ以降は交戦している1部隊ずつ
ダメージ計算をしていくという流れになります
包囲が有効に働くケース
敵の能力値が高いほど、
包囲効果は効果的となります
実際に以下の条件でやってみます
兵数:1000
陣形:魚鱗
包囲部隊数:4
部隊能力値:797と351の2ケース
※包囲側も被包囲側も同能力です
部隊能力 | 包囲側与ダメ | 包囲側被ダメ |
797 | 149.5 | 60 |
351 | 121 | 83 |
※1部隊当たりの結果を表示
1VS1時の基準ダメージは100です
これは
兵力を揃えた場合、同能力での交戦結果は等しくなり、
また兵力を小さく抑えた場合は100に近づく
…という三国志14の法則によるモノです
※実際には2,3程度の誤差が出ます(後述)
これは被包囲側の能力値が割合で下がった後に、
包囲側の能力値との「差」で
ダメージが決定されるからためです
この理屈の通り、
部隊能力の高い797の方が
包囲による優位が顕著になりました
検証について
攻略にはあまり役に立たないと思うので
興味ある人だけ読んでください
雑に試しただけで
包囲効果が最終的にダメージを割合で下げる
という内容で無いことは分かりました
じゃあ何を下げているのか?
と次に当たりを付けたのが
能力値(攻軍・防御)です
ダメージ計算式は既に出来ているので
ダメージの結果から逆算して
このダメージとなる能力値を計算したところ
これが割合で減少していることが判明
ここまではすぐでした
しかし、何度か試していると
兵数によって減少割合に
最大4%程度の誤差が出ることがありました
ここで色々試行錯誤しているうちに
副次的な発見
同能力値の部隊を交戦させた場合、
ダメージは兵数が多い方が不利に働く
というもの
といっても数%であり、兵数が多い方が結局は勝つので
通常は無視しても構わない程度の数値です
検証ではこれが無視できないので困りもの
実際に、陣形魚鱗・能力値585の部隊を
兵数2000VS2000
兵数2550VS2000で戦わせた時の
結果がこちら
兵数2000 VS 2000
部隊A(兵数2000)の与ダメ:104
部隊B(兵数2000)の与ダメ:102
兵数2550VS2000
部隊A(兵数2550)の与ダメ:103
部隊B(兵数2000)の与ダメ:104
兵数が多くなると結果が逆転し、
部隊Aが若干不利になりました
そして、この1や2の差が誤差となっていました
包囲部隊数が増えていくと
この誤差が無視できないものに…
なお、同兵数の場合は
これがどちら側に働くかは分かりません
…なので一番最初に示した
包囲効果の能力値低下割合は
この2パターンの平均ということになります
また、兵数が1でも多いと
必ずこの現象が起こる
…という訳でもないようです
ともかく、このような現象があるので
兵数と部隊能力を変えて検証を行っていきました
結果の一部となります
陣形魚鱗、部隊能力値585
包囲側の兵数2000、2500の2パターンで検証
ケース1 (包囲側の兵数2000)
包囲部隊数 | 包囲側与ダメ | 包囲側被ダメ | 攻軍減少割合 | 防御減少割合 | 能力減少割合 |
1 | 104.0 | 102 | – | – | – |
2 | 119.0 | 88 | 0.864 | 0.883 | 0.874 |
3 | 131.7 | 77 | 0.763 | 0.789 | 0.776 |
4 | 140.8 | 71 | 0.703 | 0.722 | 0.713 |
ケース2 (包囲側の兵数2500)
包囲部隊数 | 包囲側与ダメ | 包囲側被ダメ | 攻軍減少割合 | 防御減少割合 | 能力減少割合 |
1 | 103.0 | 104 | – | – | – |
2 | 118.5 | 90 | 0.877 | 0.892 | 0.885 |
3 | 131.7 | 80 | 0.787 | 0.794 | 0.790 |
4 | 141.8 | 73 | 0.719 | 0.721 | 0.720 |
※包囲側与ダメは1部隊当たりの値
能力減少割合は攻軍と防御減少割合の平均値
このように若干の誤差となります
陣形鋒矢など極端な能力値になると
この誤差は大きくなる傾向があります
また、防御よりも攻軍の方が
減少割合が大きいという傾向もでました