歴史ゲームの戦国策、ときどき他ゲー 
ダークゾーンによく登場する条件
〇属性耐性UP
該当の敵が受ける〇属性ダメージが50%減小する
巷でよく言われている通り、
実際にダメージが50%減るとは限りません
今回はその理屈の話と
実際行った検証についてです…
※
毎回ダークゾーンと書くと長いので
これ以降「DZ」という略称を使います
ダメージ計算の内容になりますので、事前に
ダメージ計算式やダメージ増加効果を
読んでおくと理解しやすいかも…
ダメージが50%も減小しない理由
ダメージが50%減小すると書かれているのに
実際にはそんなに減少していない理由…
それは、
他に同種のバフが掛かっている場合は
その影響を受けるからです
例えば属性系のバフ・デバフは
下記のようなものがありますが、
これらは全て加算・減算されてから乗算されます
属性系バフ・デバフの種類
風属性ダメージ増加
刻印セット効果や〇の祈り
敵の風耐性低下
冥王の神格、ヘルメスの専用ファンクターなど
風耐性UP (実質は風属性ダメージ〇%減小)
DZでかかるデバフ
例えば下記のようなバフデバフが掛かっているとします
・風属性ダメージ増加 10%
・敵の風耐性低下 20%
・風属性ダメージ減小 50% (DZの風耐性UPなど)
すると、
1.0(基本値)+0.1(属性ﾀﾞﾒ増加)+0.2(耐性低下)-0.5(属性ﾀﾞﾒ低下)
と計算され、結局ここの倍率は0.8となります
DZのデバフが入る前の
倍率が1.3だったので
実ダメージは38.5%減となる…といった具合です
デバフの影響を少なくするには…
DZのデバフの影響を少なくするには
同種のバフを盛るのが効率的です
…そんなに自由には出来ませんが
スキルダメージにデバフがあるなら
スキルダメージバフを盛る
属性ダメージにデバフがあるなら
属性ダメージバフを盛る
…といった具合
例としてDZに50%のデバフがあった際に
付与した同種のバフ量とダメージ減小率の関係を
表にしてみるとこうなります
| バフ量 | ﾀﾞﾒ減小率 |
| 100% | 25.0 |
| 90% | 26.3 |
| 80% | 27.8 |
| 70% | 29.4 |
| 60% | 31.3 |
| 50% | 33.3 |
| 40% | 35.7 |
| 30% | 38.5 |
| 20% | 41.7 |
| 10% | 45.5 |
| 0% | 50.0 |
素の状態はバフ量0%
ここにDZの50%デバフが入ると
表記通り、ダメージが50%減ることになります
(倍率1.0→0.5)
頑張って同種のバフを100%盛ると
ダメージ減小率は25%になります
(倍率2.0→1.5)
属性やスキルダメージバフなどは
ここまで盛るのは厳しいと思いますが
逆に「与えるダメージ減小」系のデバフは
100%を超えてバフを盛りやすいので
そんなに影響を受けないデバフです
(滅茶苦茶大きい値だったら別)
ただ、最近このデバフはあまり見なくなりましたね
検証内容
ここから実際に行った検証内容です
多分退屈な内容なので読まなくても…
まず行ったのは…
DZのデバフはダメージ計算式に
どのように組み込まれるか
…の検証
恐らく減算されるんだろうなぁー
とアタリをつけて検証開始
検証は余計な刻印、ファンクター、昇華、神格を全部外し
同一条件で実際にダメージを出して行いました
検証1 DZ 属性耐性UPの検証
ということでまずは
DZの風耐性UP
(=風属性ダメージ50%減)の検証
風を選んだのは検証の時のデバフ条件だっただけ…
攻撃力3706の冥王の
通常攻撃でダメージを測定していきます
※3回測定し、その平均を記載します
バフ・デバフ無し 2000.3ダメージ
DZ 50%デバフ 997.7ダメージ
ダメージが50%程度減っていることが確認できます
ちなみにエテゲのダメージは
敵の種別(雑魚・エリートボス・ボス)が同じなら
どのステージで殴っても同じとなっています
(余計な補正が掛からない限り)
では、次にデバフとバフとの兼ね合いについて
加算されるのか、乗算されるのか
DZの風耐性UP環境で
風属性ダメージ10%のバフを載せてみます
DZダメ50%減小+風ダメ10%増加
1197.2ダメージ
上の結果と比較してみると、
やはり同種のバフ・デバフは加算・減算されてから
乗算されるようですね
何もバフデバフの掛からない
基準ダメージが2000.3なので
2000.3×(1-0.5+0.1)=1200.2
0.5：DZの風ダメ50%減小
0.1：風属性ダメージ10%増加
と、実測値と理論値で
同様のダメージとなりましたので
これにて検証終了
検証2 敵の属性耐性低下
お次は「敵の属性耐性を低下」させる効果の検証
そして、先のバフデバフとどのように
影響しあうかの検証です
ここでも加算・減算されるんだろうな…と
アタリつけて検証しています
先と同様の冥王を使って検証します
奥義後のスキル3を使った時のダメージで、
神格をつけると敵の風耐性が20%減小します
補正無し 69034ダメージ
敵の風耐性低下20% 82545ダメージ
敵の風耐性低下20%+風属性ダメージ7.5%
87695ダメージ
敵の風耐性低下20%+風属性ダメ7.5%-DZデバフ50%
53289.3ダメージ
「敵の属性耐性を低下」効果も
先のバフ・デバフと同様に
全て加算・減算されているようです
補正無し1.0倍とし、
計算で理論値を出してみます
敵の風耐性低下20%は1.2倍
理論値は82840.8ダメージ
敵の風耐性低下20%+風属性ダメ7.5%は1.275倍
理論値は88018.4ダメージ
敵の風耐性減小20%+風属性ダメ7.5%-DZデバフ50%
1+0.2+0.075-0.5=0.775倍
理論値は53501.4ダメージ
と、このように実測値とほぼ同じ数値が算出されました
ということで、今回の結論
同種のバフ・デバフ・耐性低下は
加算・減算してから、倍率として計算される
