三国志14 包囲効果について(部隊戦編)

包囲効果…張飛、呂布の個性である闘将や飛将の説明にあり、
存在は示唆されているものの、
具体的には良く分かっていないこの効果について検証しました

以前、攻城戦での包囲効果は記事にしましたが
今回は部隊戦ということで部隊能力を見ることが出来るので
より具体的に検証していきます

包囲効果とは

ゲーム内ヘルプでもかるーく内容が紹介されています

□隣接する敵部隊の数
多いほど分散して1部隊への戦闘力が下がる


まあ、要はこんな感じで

敵に隣接する味方が増えると
戦闘を有利に運べる…というモノです

では、なぜ有利になるのかというと
それは…
敵部隊に隣接する味方部隊が増えるたびに
敵部隊の部隊能力値(攻軍・防御)を割合で下げているからです

この割合は

2部隊での包囲:12%
3部隊での包囲:22%
4部隊での包囲:28.5%

となっています
 5・6部隊での包囲は未検証
 
能力値が〇%減る ダメージが〇%減る
なのでそこは注意です
 重要なので毎回言っていますが

包囲効果とはこの部隊能力値を下げる効果だけであり、
これ以降は交戦している1部隊ずつ
ダメージ計算をしていくという流れになります
 
 

包囲が有効に働くケース

敵の能力値が高いほど、
包囲効果は効果的となります

 
実際に以下の条件でやってみます
兵数:1000
陣形:魚鱗
包囲部隊数:4
部隊能力値:797と351の2ケース
 ※包囲側も被包囲側も同能力です

部隊能力包囲側与ダメ包囲側被ダメ
797149.560
35112183

※1部隊当たりの結果を表示
 
1VS1時の基準ダメージは100です

これは
兵力を揃えた場合、同能力での交戦結果は等しくなり、
また兵力を小さく抑えた場合は100に近づく
…という三国志14の法則によるモノです
 ※実際には2,3程度の誤差が出ます(後述)

これは被包囲側の能力値が割合で下がった後に、
包囲側の能力値との「差」
ダメージが決定されるからためです
 
この理屈の通り、
部隊能力の高い797の方が
包囲による優位が顕著になりました
 

検証について

攻略にはあまり役に立たないと思うので
興味ある人だけ読んでください
 
 
雑に試しただけで
包囲効果が最終的にダメージを割合で下げる
という内容で無いことは分かりました

じゃあ何を下げているのか?
と次に当たりを付けたのが
能力値(攻軍・防御)です

ダメージ計算式は既に出来ているので
ダメージの結果から逆算して
このダメージとなる能力値を計算したところ
これが割合で減少していることが判明

ここまではすぐでした

しかし、何度か試していると
兵数によって減少割合に
最大4%程度の誤差が出ることがありました

ここで色々試行錯誤しているうちに
副次的な発見

同能力値の部隊を交戦させた場合、
ダメージは兵数が多い方が不利に働く

というもの
といっても数%であり、兵数が多い方が結局は勝つので
通常は無視しても構わない程度の数値です
 検証ではこれが無視できないので困りもの

実際に、陣形魚鱗・能力値585の部隊を
兵数2000VS2000
兵数2550VS2000で戦わせた時の
結果がこちら

兵数2000 VS 2000

部隊A(兵数2000)の与ダメ:104
部隊B(兵数2000)の与ダメ:102

  
  
兵数2550VS2000

部隊A(兵数2550)の与ダメ:103
部隊B(兵数2000)の与ダメ:104

兵数が多くなると結果が逆転し、
部隊Aが若干不利になりました
そして、この1や2の差が誤差となっていました
 
包囲部隊数が増えていくと
この誤差が無視できないものに…

なお、同兵数の場合は
これがどちら側に働くかは分かりません

…なので一番最初に示した
包囲効果の能力値低下割合は
この2パターンの平均
ということになります

また、兵数が1でも多いと
必ずこの現象が起こる
…という訳でもないようです

ともかく、このような現象があるので
兵数と部隊能力を変えて検証を行っていきました
結果の一部となります
 
陣形魚鱗、部隊能力値585
包囲側の兵数2000、2500の2パターンで検証
 
ケース1 (包囲側の兵数2000)

包囲部隊数包囲側与ダメ包囲側被ダメ攻軍減少割合防御減少割合能力減少割合
1104.0102
2119.0880.8640.8830.874
3131.7770.7630.7890.776
4140.8710.7030.7220.713

 
 
ケース2 (包囲側の兵数2500)

包囲部隊数包囲側与ダメ包囲側被ダメ攻軍減少割合防御減少割合能力減少割合
1103.0104
2118.5900.8770.8920.885
3131.7800.7870.7940.790
4141.8730.7190.7210.720

※包囲側与ダメは1部隊当たりの値
 能力減少割合は攻軍と防御減少割合の平均値
 
このように若干の誤差となります
陣形鋒矢など極端な能力値になると
この誤差は大きくなる傾向があります
 
また、防御よりも攻軍の方が
減少割合が大きいという傾向もでました