三国志14攻城戦 包囲効果について

攻城戦5回目、今回は攻城戦の包囲効果についてです

三国志14では
敵を味方複数で囲んで攻撃すると
有利になります
 
この包囲効果でよく注目されるのは野戦となりますが、
都市に対してもちゃんとこの効果はあります
 
ということで、
多数の部隊で囲むと有利となる包囲効果
攻城戦の場合はどういった具合なのか
検証してみました
 

検証1:包囲部隊数とダメージの変化

まずは、都市を包囲する部隊を増やしていき
ダメージがどう変化するか
を見ていきます
 
なお、ここでいうダメージとは
都市兵数と士気の減少を指します

都市の耐久を減らす、破城ダメージは
攻城部隊の破城値の和がそのまま適応されるので
取り扱いません
 

検証条件

攻城側

・能力値 :ALL80の武将
・部隊  :魚鱗、士気100、兵数4800
・部隊数 :1~6部隊で攻囲
・地域隣接:1箇所
 

 部隊能力:攻軍671、防御672、攻城291、破城12

 
 
都市側

・能力値 :ALL80の武将
・兵数  :10000
・士気  :100
・耐久  :2000

いつも攻城の検証に使っている部隊です
まずは野戦部隊だけでダメージの検証を行います
 
 

結果

包囲部隊攻城側与ダメ都市側与ダメダメージ比 都市/攻城士気ダメージ
魚鱗1151751:11.670
魚鱗2452781:6.180
魚鱗3843541:4.216
魚鱗41314161:3.187
魚鱗51844651:2.538
魚鱗62435041:2.0724
1部隊当たり与ダメージ被ダメージ
魚鱗115.0175
魚鱗222.5139
魚鱗328.0118
魚鱗432.8104
魚鱗536.893
魚鱗640.584

グラフ1:包囲部隊数とダメージの関係
 
 
攻城に参加する部隊が多いほど
与ダメージも被ダメージも増加しています
(グラフ1)

被ダメージも増えるのなら、
部隊数を増やすことに
意味がないのかというとそうではなく…
 
 

グラフ2:包囲部隊数とダメージ比の関係
 
 
都市・攻城部隊のダメージ比で見ると
大きく有利になることが分かります(グラフ2)

魚鱗1部隊でのダメージ比は「1:11.67」
つまり、魚鱗部隊が1ダメージ与える間に
都市側は11.67ダメージ与えてくる…という関係です

これが魚鱗2部隊で攻囲となると「1:6.18」
3部隊では「1:4.21」となり、
1部隊の時と比べ、格段に有利に戦えます
 ※毎回このような比率になる訳ではないです

野戦部隊のみで都市を攻略する際は
最低3部隊以上で攻囲すると有利に戦えると思います
 
 

検証2:攻城兵器&野戦部隊での包囲

次は1部隊だけ攻城兵器(井闌)を混ぜてみた時の
包囲部隊数によるダメージの変化を見ていきます

攻城兵器の能力は下記の通りです

検証条件:井闌の部隊能力

・能力値 :ALL80の武将
・部隊  :井闌、士気100、兵数4800
・地域隣接:1箇所
 

 部隊能力:攻軍223、防御447、攻城1562、破城39

先ほどの魚鱗部隊の兵科を井闌にしただけです
この井闌に魚鱗部隊を追加していき、
ダメージがどのように変化するのか
を調査します
 
 

検証:井闌&魚鱗で包囲をした時のダメージ変化

結果

包囲部隊攻城側与ダメ都市側与ダメダメージ比 都市/攻城士気ダメージ
井闌13112451:0.795
井闌1魚鱗13653411:0.934
井闌1魚鱗24204121:0.9811
井闌1魚鱗34794701:0.9816
井闌1魚鱗45425171:0.9523
井闌1魚鱗56095541:0.9137

検証1の条件から、
魚鱗を1部隊だけ井闌に変えただけなのですが
結果が大きく変わりました
 
 

ダメージ比を見ると、
井闌は魚鱗に比べ、大幅に攻城能力が高いので
井闌1部隊VS都市の時が
一番優秀な結果
になっています
 ※実戦で攻城兵器だけを突っ込ませるのは無謀ですが
  
これに魚鱗部隊を1部隊加えると
ダメージ比は0.93まで上がって少し不利になります
野戦部隊は攻城能力が低いので足を引っ張っているって形ですね

そのまま2部隊、3部隊と増やすにつれて
不利になっていく…

という訳ではなく
そこまでダメージ比は悪化しません

魚鱗4部隊目からは包囲効果により
ダメージ比が再び有利になっていきます
ついでに士気ダメージも増えていきます
 
この後も包囲部隊を増やしていくと
井闌1部隊+魚鱗7部隊で
井闌1部隊のダメージ比と並ぶ形になりました
 
 

ダメージ内訳:井闌・魚鱗

井闌と魚鱗のダメージの内訳はこのようになります

ダメージ内訳:与ダメージ

井闌・魚鱗 内訳総ダメージ井闌与ダメ魚鱗与ダメ魚鱗1部隊当たり
井闌1311311
井闌1魚鱗13653422323
井闌1魚鱗24203645628
井闌1魚鱗34793819832.7
井闌1魚鱗454239514736.8
井闌1魚鱗560940620340.6

↑のグラフは井闌1部隊と魚鱗複数部隊の与ダメージの内訳です
井闌は1部隊しかいないのに、
ダメージの占める割合が大きいと分かります
 
 
井闌・魚鱗1部隊ずつのダメージ内訳だと
↓のグラフのようになります

ダメージ内訳:被ダメージ

井闌・魚鱗 内訳総被ダメージ井闌被ダメ魚鱗被ダメ魚鱗1部隊当たり
井闌1245245
井闌1魚鱗1341202139139
井闌1魚鱗2412176236118
井闌1魚鱗3470158312104
井闌1魚鱗451714537293
井闌1魚鱗555413442084


次は被ダメージ編です
 
部隊数が多くなると、総被ダメージも大きくなります
攻城の要の部隊である井闌の被ダメは少なくなっていきます
 
この効果、魚鱗と合わせて3部隊くらいまでは
井闌の被ダメージを大きく減らせます

が、それ以降はそれほど大きな効果ではなくなります
 (部隊数を増やしても不利になるという訳ではないです)
  
 

包囲効果の影響について

同程度の攻城能力を持つ野戦部隊の場合は
包囲部隊が増えるごとに有利となります
野戦部隊だけで都市を落とす場合は
3部隊以上で攻囲することを推奨します
  
包囲部隊を増やすことにより、
都市規模:中くらいまでは野戦部隊だけでも
あっさり落とせてしまうことも多いです
  
野戦部隊+攻城兵器の組合せの場合、
野戦部隊だけの場合よりも恩恵は小さいですが、
やはり包囲部隊を増やした方が有利となりやすいと思います
 
護衛の観点からも、兵器を含めて
3部隊以上を編成するといいでしょう
 
また、攻城ダメージ以外にも
・破城ダメージが増える
・都市への士気ダメージが増える
というのも追い風となります