前回、探索について検証をしました
今回は金・兵糧の稼ぎ方の紹介・検証となります
内容としては
今作の内政のポイント、
探索・地域担当官における武将の割り当てで
都市収入にどれだけ差が出るのか…となります
ちなみに大前提として
小勢力を対象としています
大勢力はあまり物資には困らないと思うので…
三国志14の内政
三国志14の内政は大雑把にいってしまえば
物資(金・兵糧)を稼ぐ
↓
それを元手に商人を利用して稼ぐ
こんな形が最適解になっていると思われます
三国志シリーズの内政は
たびたびこんな形になりますね…
ポイントとしては
早めに物資を貯めて、
商人との取引で稼ぐ形に移行することです
そのためには政治の高い武将を
「探索」に割り当てることです
「地域担当官」にしてはいけません
地域担当官の方は色塗りと治安が終わっていれば
後は手を加えるところはありません
雑魚武将や担当無しでOKです
検証:開発と探索、武将の割り当てによる収入の変化
開発と探索の武将の割り当てで
都市の収入にどれくらい差が出るのか
実際にプレイして比較してみました
なお、都市の収入として得られる金と兵糧は
まとめて「物資」として評価します
金と兵糧は、商人や交渉などで
ある程度自由に変換できるので
同質の存在と扱うことが出来ます
式で表すと
物資=金+兵糧/5
兵糧を金の価値に合わせる形ですね
(基本レートが金1:米5)
検証条件
期間:20ターン
都市:武威(金収入の中央値)
治安100
人口初期値(黄巾の乱シナリオ)
規模・巨大
武将:統率知力政治80の武将
統率80・知力政治60の武将
2パターンを用意
以上の条件で、
各ケースの都市収入がどのように変化するか検証します
比較対象となるのは、以下の①~④のケースです
比較:
①探索重視・開発なし
政治80の武将6人に探索させる
②探索軽視・開発重視
政治60の武将6人に探索させる
政治80の武将6人を地域担当官(商業)に任命
③探索なし・開発重視
政治80の武将6人を地域担当官(商業)に任命
④探索なし・開発なし
何もしないで商人利用だけする
※開発なしの場合でも治安維持は行う
なお、商人による物資転がしも利用をしていきます
その際、商人取引の相場は一定に揃えます
検証結果
開発と探索、武将の割り当てによる収入の変化
①:探索重視・開発なし
②:探索軽視・開発重視
③:探索なし・開発重視
④:探索なし・開発なし
経過月数 | 商人 | 物資:① | 物資:② | 物資:③ | 物資:④ |
1 | 4089.6 | 2741.2 | 1877.2 | 2630.6 | |
2 | 8033.2 | 5104.4 | 3754.4 | 5261.2 | |
3 | 12205.2 | 7479.0 | 5646.0 | 7884.2 | |
4 | 取引1 | 18036.2 | 10498.6 | 7537.6 | 10507.2 |
5 | 22843.8 | 14181.2 | 10184.2 | 13692.8 | |
6 | 取引2 | 27041.4 | 16764.0 | 12533.0 | 16467.6 |
7 | 41656.0 | 25698.8 | 18995.8 | 25298.4 | |
8 | 45536.2 | 28652.4 | 21207.4 | 27945.2 | |
9 | 取引3 | 50583.0 | 31490.2 | 23432.2 | 29998.8 |
10 | 57551.8 | 35932.0 | 27430.0 | 33813.4 | |
11 | 61541.6 | 38829.8 | 29654.8 | 36315.8 | |
12 | 63914.2 | 42258.8 | 31893.8 | 38995.6 | |
13 | 66890.0 | 45413.8 | 34132.8 | 41675.4 | |
14 | 71229.8 | 49185.8 | 36371.8 | 44199.6 | |
15 | ※ | 75480.2 | 52374.0 | 38626.0 | 46900.2 |
16 | 取引4 | 79453.6 | 55266.2 | 41184.2 | 59282.8 |
17 | 99822.4 | 68739.4 | 51910.4 | 62112.6 | |
18 | 103568.0 | 72031.0 | 54622.0 | 64939.0 | |
19 | 取引5 | 107735.0 | 75359.6 | 57333.6 | 67765.4 |
20 | 132543.0 | 99989.0 | 81643.0 | 92460.6 |
④のケースのみ、※のタイミングで取引4を行っています
取引相場がズレてしまったためです
そのため、④は最終結果で少し不利になりました
商人取引の利益
取引内容 | 相場 | 利益:① | 利益:② | 利益:③ | 利益:④ | |
取引1 | 兵糧売り | 金10=兵糧39 | 577 | 618 | 618 | 577 |
取引2 | 兵糧買い | 金10=兵糧70 | 10417 | 5800 | 4114 | 6056 |
取引3 | 兵糧買い | 金10=兵糧60 | 2229 | 1433 | 1173 | 1161 |
取引4 | 兵糧売り | 金10=兵糧39 | 15920 | 10134 | 8030 | 9682 |
取引5 | 兵糧買い | 金10=兵糧70 | 22113 | 22056 | 21736 | 21998 |
取引5-2 | 兵糧買い | 金10=兵糧70 | 42304 | 29308 | 22100 | 26120 |
際立って収入が高くなったのが
①探索重視・開発なしのパターン
政治80と高い武将に探索を任せ、
開発への支出を極力減らした結果、
素早く物資を集めることが出来ます
商人取引での利益も大きく
取引2・3・4で他のケースの1.5倍~2倍程度になります
続いて慣れてないうちにやりがちな
地域担当官に知力政治の高い武将を割り振ってしまう
②探索軽視・開発重視のパターン
探索収入が①の6割程度になり、
開発の支出もあるため
①に比べ収入は伸び悩みます
③と④は開発の有無で
どれだけ差がでるかの比較するために
データを取りました
今回は開発をしない④の方が結果が上になりました
今回の結果で「開発が完全に不要」…とはなりませんが
無計画に開発をしてもあまり効果はない
ということは留意しておくべきかもしれません
さて、取引5で①~④までほとんど利益が変わらないのは
兵糧の都市上限400000に引っかかってるからです
仮にこの上限が無かった場合の利益は取引5-2となります
相変わらず①がぶっちぎってます
…つまりこの分の利益は↑のグラフや表には入っていないので
実際にはもっと差がついているということですね
①の物資量152734、②107241、③82007、④96582.6となります
なお、今回は支出(武将の俸禄や兵を維持する兵糧など)を
除いて検証した結果です
そのため、実際のプレイでは
これよりも物資が溜まりづらく
①~④の差(比率)はさらに大きくなります
まとめと開発と次回予告
・政治が高い武将で探索
・開発にあまりこだわらない
・溜まったお金で商人コマンド
以上が小勢力で物資を増やすときのコツとなります
…さて、
今回の検証では20か月と短い期間でした
これでは開発による収入増の影響が少ないですよね
ということで今回の検証で
支出を増やすだけの悪者にされた開発!
開発をやる意味はあるのか!?
次回あたりの記事で紹介をしたいと思います
というか開発の検証をしていたら今回の記事が出来てしまった
付録:商人を利用して稼ぐ
検証でも行った、
商人を利用した物資の稼ぎ方や
それに関する内容です
では早速稼ぎ方について
こちらは商人の取引画面です
見るべきところは「購入相場」と
「売却相場」のところですね
画像では
「購入相場:金10=兵糧50」
「売却相場:金10=兵糧65」
となっており、
これが基本相場みたいな感じになってます
要は購入相場が高い(7月以降)、
「金10=兵糧70」や「金10=兵糧80」の時に
兵糧を買っておいて
売却相場が
「金10=兵糧39」や「金10=兵糧26」の時(6月以前)に
兵糧を売ると儲けを得ることが出来ます
兵糧買い→売りと紹介しましたが、
逆に兵糧売り→買いの順でもOKです
さて、この商人取引を行う時期ですが
相場の変化が大きくなりやすい
5,6,7,8,9月あたりが狙い目となります
5,6月は兵糧を売る期間
7,8,9月は兵糧を買う期間ですね
どちらかというと兵糧は買いやすく
上記期間以外でも購入相場が高くなることもあります
ただし、この商人の時期になっても
商人が都市にやってこないと
実行することができません
通常の都市ではそれほど困らないのですが、
田舎や極貧都市には商人があまりやってきません
なので、これらの都市での商人利用タイミングは
少々難しくなります
また、この商人取引は
元手となる物資が多いほど利益が大きくなります
が、元手となる物資を多く溜めこむには
都市規模を上げなければなりません
そのため、府の開発はサボっても
都市の開発だけはやっておきましょう