三国志14攻城戦 野戦陣形の攻城戦

攻城戦6回目、今回は野戦陣形編です
 
陣形ごとの攻城戦における特色を知るために
実際にダメージや耐久の推移
データとしてみました
 
野戦陣形の中では良く
鶴翼が便利だと言われていますが
果たしてそれはどの程度なのか…
 
実際に攻城戦を行い、データをとっていきます

検証条件

実際に攻城戦を行う野戦部隊と都市の詳細です

攻城側

・能力値 :ALL80の武将
・兵数  :各10000
・士気  :100
・部隊数 :4部隊で攻囲
・地域隣接:1箇所

 
 
都市側

・能力値 :ALL80の武将
・兵数  :10000
・士気  :100
・耐久  :4000


以上の条件で
野戦部隊の陣形を
魚鱗・鋒矢・雁行・方円・鶴翼に変えていき、
ダメージ等の推移
を見ていきます

兵数と耐久がかなり高めなのは
攻城期間が短いと各陣形の特性を
把握しにくい(と思った)ためです

なお、敵の兵数や士気に関しては
募兵・訓練の影響で
各ターン後に増減することがあります

検証は下旬からスタートしました
(募兵の影響で一時的に初期兵数を超えることがあります)
 
 

結果

陣形ターン&交戦数陥落方法攻城側残兵都市側残兵耐久
魚鱗7ターン+3交戦兵数03494
鋒矢6ターン+3交戦攻城側壊滅691157
雁行5ターン+5交戦攻城側壊滅5281938
方円9ターン+7交戦耐久04721
鶴翼4ターン+7交戦耐久05702

都市を落とすことが出来たのは魚鱗・方円・鶴翼
残った兵の数は鶴翼>方円>魚鱗となりました

陥落のさせ方を見ると、
バランスタイプの魚鱗を基準として
攻城陥落型は雁行
破城陥落型は方円>鶴翼>鋒矢
の順で
その傾向が強くなります

まとめると
破城型← 方円 鶴翼 鋒矢 魚鱗 雁行 →攻城型

方円は攻城も破城も両方低いですが
攻城の値が低いと、都市への兵数ダメージは通らず
一方で破城ダメージは、
破城値通りのダメージを安定して与えられる
ため
結果として方円の陥落のさせ方は完全な破城型となります

防御が高い方円よりも、鶴翼の被害が少なかったのは
都市を早期に陥落させているからです
方円の1/2以下の時間で陥落させています

ただし、部隊防御が都市側の攻撃値を大きく上回ると、
ダメージはほとんどでなくなるので
方円は部隊能力次第ではもっと優秀な数値を出せそうです

鋒矢と雁行はともに壊滅してしまったのですが、
都市側に残っている耐久を見ると、
鋒矢>雁行となりました

ということで今回の結果は
鶴翼 > 方円 ≒ 魚鱗 > 鋒矢 > 雁行

早く陥落させた魚鱗とより多く兵を残した方円
どちらを上にするかは人それぞれですかね…

では、これからそれぞれの要素について
詳細にみていきます
 
なお、ターンごとの与ダメ・被ダメ等のデータは
記事末尾の付録に記載します
 
 

攻城ダメージの推移

陣形開戦時1ターン後2ターン後3ターン後4ターン後5ターン後6ターン後
魚鱗103259102145196256
鋒矢114183131195264330
雁行93123156191218236
方円448234572103
鶴翼43492183299


 雁行は壊滅してしまったため、6ターン目のデータがありません
 鶴翼は4ターンで陥落させたため、5,6ターン目のデータがありません
 7ターン目以降は省略します

まずは攻城ダメージの推移です
 
どの陣形も都市耐久の低下により、
ターンごとのダメージが増していきます
鶴翼のダメージの伸び方が凄いですね

魚鱗鋒矢の攻城基準値は同じなのですが、
破城の差でダメージに差がついています

初期に攻城ダメージが大きいのは
攻城値の高い雁行ですが、
破城の高い鶴翼・鋒矢に逆転されてます

では次に、この攻城ダメージに大きく関わる
都市耐久・破城ダメージを見ていきます
 
 

都市耐久・破城ダメージの推移

陣形開戦時1ターン後2ターン後3ターン後4ターン後5ターン後6ターン後
魚鱗560554520518480477447
鋒矢760724685636595558520
雁行480440406380356320
方円480440440440440420400
鶴翼960920888862837


それぞれ1ターン分のダメージです
ただし、開戦時だけは破城の初期値×10となります
 


破城ダメージは部隊能力の「破城」値が
そのまま適用されます

が、部隊能力は士気や兵数によって変動しますので
破城ダメージは緩やかに低下していくこととなります

防御の高い方円はあまり変動が少なく、
防御の低い鋒矢・雁行は変動が多い傾向があります
 
 
似たような形となりますが
ターン経過数ごとの都市耐久がこちら

陣形開戦時1ターン後2ターン後3ターン後4ターン後5ターン後6ターン後
魚鱗4000344629262408192814511004
鋒矢40003276259119551360802282
雁行400035603154277424182098
方円4000356031202680224018201420
鶴翼4000308021921330493

直線状に低下していってますね
あまり面白みのない結果…
 
ですが、ここで鶴翼や鋒矢が
大きく耐久を削っているのが、
雁行の攻城ダメージを逆転する要因
となっています

では、与ダメージは終わったので
次は攻城側の被ダメージの推移を見ていきます
 
 

攻城側 被ダメージの推移

陣形開戦時1ターン後2ターン後3ターン後4ターン後5ターン後6ターン後
魚鱗98999996939285
鋒矢171169172170161147132
雁行215211196182167151
方円53545557596261
鶴翼9899999385


雁行と鋒矢が低下傾向にありますね
これは都市側の士気の影響です
 
 
都市士気

陣形開戦時1ターン後2ターン後3ターン後4ターン後5ターン後6ターン後
魚鱗10010010091867657
鋒矢10097100100825729
雁行10010084694928
方円10010010010097100100
鶴翼1001001008973

雁行は初期からダメージを与え
都市側の士気を削っていっています
 
鋒矢も4ターン目に大きく士気を削っていくところから
被ダメージの減少が始まります

逆に方円は最後の方まで士気ダメージを与えられないので
攻城部隊能力の低下により、
微量ですが被ダメージ増加が起きています
 

攻城・都市間のダメージ比の推移

では、最後に攻城側と都市間の
ダメージ比の推移
を見ていきます
 
耐久のこともあり、一概には言えませんが…
この数値が高いほど、野戦側に有利という傾向となります
 

陣形開戦時1ターン後2ターン後3ターン後4ターン後5ターン後6ターン後
魚鱗0.100.320.601.061.562.133.01
鋒矢0.060.240.480.771.211.802.50
雁行0.430.580.801.051.311.56
方円0.080.070.150.400.761.161.69
鶴翼0.040.340.931.973.52

初期値は耐久が高く、
雁行以外にダメージを与えられないことから
雁行がトップとなっています
(ダメージの通りやすい耐久2000、3000では異なります)

が、鶴翼が猛烈な勢いで追い抜いていきます
 
魚鱗鋒矢は似たような攻城能力を持ちますが
ダメージ比では防御の差で魚鱗に軍配が上がります
 
方円は終始低いものの、
こちらは完全に破城型なので
問題にはならないでしょう
 (ただし、攻城期間は長引きます)
 
 

鶴翼はやはり強かった

ということで耐久4000(規模:大)を
野戦部隊で攻城する際のダメージ推移を見ていきました
 
私は鶴翼の攻城値は低いので
攻城ダメージには期待できない
…というイメージを抱いていました

が、耐久をガンガン削っていくため
攻城ダメージでも他の陣形より
優位に立ちやすかった
ため
この認識は改める必要がありました
 
今回は陣形ごとの傾向を見るために
兵数10000、耐久4000と設定し、
長期の攻囲を行い、データを取りました
 
実際には迎撃部隊も出てくるので
都市兵数3000程度・耐久2000、3000と
設定した時の検証や
攻城部隊編もそのうちやりたいと思います
 
 

付録1:各陣形の攻城性能表

各陣形の攻城戦に関わる能力
防御・攻城・破城だけを抜き出した
レーダーチャートとなります

野戦陣形で最も高い能力値を100%とした時の
各陣形の割合で作成しています
 
 
魚鱗

 
 
鋒矢

 
 
雁行

 
 
方円

 
 
鶴翼

 
 
バランスの魚鱗
それを破城方向に強化したような鶴翼
一方向に突き抜けた方円雁行
なんか中途半端な鋒矢
…みたいな感じですね

ただ、各軸の重要度としては差があり、
防御が一番重要です
これの低い鋒矢と雁行は今回の検証で
都市を落とせませんでした
 
 

付録2:ターンごとの詳細データ

今回の記事の生データとなります
ターンごとに記載していきます
 
与ダメ、被ダメはそのターン最初に
交戦した結果を記しています
 
開始時

陣形攻城兵数士気都市兵数士気耐久
魚鱗10000100100001004000
鋒矢10000100100001004000
雁行10000100100001004000
方円10000100100001004000
鶴翼10000100100001004000
陣形与ダメ被ダメダメ比 攻城/都市
魚鱗10980.10
鋒矢111710.06
雁行932150.43
方円4530.08
鶴翼4980.04

 
 
 
1ターン後

陣形攻城兵数士気都市兵数士気耐久
魚鱗902010099641003446
鋒矢8311989921973276
雁行78829790761003560
方円9476100101151003560
鶴翼9020100100161003080
陣形与ダメ被ダメダメ比 攻城/都市
魚鱗32990.32
鋒矢411690.24
雁行1232110.58
方円4540.07
鶴翼34990.34

 
 
 
2ターン後

陣形攻城兵数士気都市兵数士気耐久
魚鱗803010095281002926
鋒矢66159393311002591
雁行5874867657843154
方円895199100701003120
鶴翼804110094251002192
陣形与ダメ被ダメダメ比 攻城/都市
魚鱗59990.60
鋒矢831720.48
雁行1561960.80
方円8550.15
鶴翼92990.93

 
 
 
3ターン後

陣形攻城兵数士気都市兵数士気耐久
魚鱗7072978738912408
鋒矢49068982891001955
雁行3979865937692774
方円83979699291002680
鶴翼70961008095891330
陣形与ダメ被ダメダメ比 攻城/都市
魚鱗102961.06
鋒矢1311700.77
雁行1911821.05
方円23570.40
鶴翼183931.97

 
 
 
4ターン後

陣形攻城兵数士気都市兵数士気耐久
魚鱗6130957685861928
鋒矢3247786848821360
雁行2225704072492418
方円7828919757972240
鶴翼620495593273493
陣形与ダメ被ダメダメ比 攻城/都市
魚鱗145931.56
鋒矢1951611.21
雁行2181671.31
方円45590.76
鶴翼299853.52

※鶴翼:7交戦後に耐久0で都市陥落 残兵数5702 士気89

 
 
 
5ターン後

陣形攻城兵数士気都市兵数士気耐久
魚鱗5224845988761451
鋒矢174358453757802
雁行661551746282098
方円72438891741001820
陣形与ダメ被ダメダメ比 攻城/都市
魚鱗196922.13
鋒矢2641471.80
雁行2361511.56
方円72621.16

※雁行:5交戦後に攻城側壊滅 都市側残兵数528・耐久1938

 
 
 
6ターン後

陣形攻城兵数士気都市兵数士気耐久
魚鱗4358773734571004
鋒矢38337152729282
方円66308883121001420
陣形与ダメ被ダメダメ比 攻城/都市
魚鱗256853.01
鋒矢3301322.50
方円103611.69

※鋒矢:3交戦後に攻城側壊滅 都市側残兵数691・耐久157

 
 
 
7ターン後

陣形攻城兵数士気都市兵数士気耐久
魚鱗36227189015564
方円6066827199771020
陣形与ダメ被ダメダメ比 攻城/都市
魚鱗339655.22
方円152562.71

※魚鱗:3交戦後に兵数0で都市陥落 残兵数3494 士気71
 
 
  
8ターン後

陣形攻城兵数士気都市兵数士気耐久
方円551374545774620
陣形与ダメ被ダメダメ比 攻城/都市
方円197563.52

 
 
 
9ターン後

陣形攻城兵数士気都市兵数士気耐久
方円499670317355228
陣形与ダメ被ダメダメ比 攻城/都市
方円257505.14

※方円:7交戦後に耐久0で陥落 残兵数4721 士気67