三国志13 戦法個別考察 -火計系戦法-

それぞれの戦法の特徴や
有効な場面を考えてみようというコーナー

第九回は火計系戦法となります

大軍を火の海に沈めるという
独特の効果が楽しい火計系戦法
今回はこの戦法についての考察をしていきます

火のダメージについて

火計戦法を使うと地形を火に変える効果があります
まずはこの火のダメージから解説していきます

火がついている地形に部隊が存在していると、
火のダメージを受けることになります
火を放ったのが自部隊や味方部隊でもおかまいなしです

火のダメージは自部隊・敵部隊の
部隊能力と関係がありません

火ダメージは部隊交戦などと同様に
兵力と士気、双方にダメージが入ります
内訳は以下の通りとなります

兵力ダメージ:17~22程度のダメージ
士気ダメージ:0.5の固定ダメージ(2回ダメージを受けると士気が1減る)

このダメージを部隊能力に換算すると
兵力ダメージは約1.45倍の部隊能力で殴られた時のダメージに相当
士気ダメージは同じ部隊能力でのダメージに相当します

火ダメージの目安

火のダメージは上手く敵部隊のいる地点に
火が点き続けていると40回ほど入ります

その場合のダメージは
兵力に約780ダメージ
士気に約20ダメージ
(戦法使用時の士気低下を除いたダメージ)
が入ることになります

ただ、地形についた火は時間の経過とともに消えていくため、
実際はこの1/2~2/3程度を見込んで戦法を使用するといいでしょう

場所によっては火がすぐ消えたり、
逆に長く残ったりします

ここらへんは運が絡みます

また、草地・森林は燃えやすいという特徴があります

火ダメージの扱い方

さて、この火のダメージ…
敵の兵力が少ない時には兵力ダメージが強く、
敵の兵力が多い時には士気ダメージが強いです

前者はイメージしやすいと思います
序盤シナリオのゲーム開始直後などで、
兵力が少ない状態なら
火のダメージであっという間に兵力を削りきることが出来ます

後者はダメージ計算式によるものです
詳細は省きますが、通常交戦では
大軍相手には士気ダメージが与えにくくなるため、
火による固定ダメージが相対的に強力になります

詳細はここの兵数補正を参照

さらに、戦法発動時にも士気減少効果があり
それと合わせると、大軍の士気を大きく減らすことが出来ます

火計系戦法の特徴

先述した火のダメージを踏まえた
火計系戦法の特徴は以下の通りとなります

・一方的にダメージを与えられる
・圧倒的劣勢からでも逆転が狙える戦法
・敵が右往左往することがある

他にも色々な効果がついているとはいえ、
やはり、地形を火に変える効果が
火計戦法の特色といえます

この特色を利用すると、
敵部隊に対して、一方的にダメージを与える事ができたりします

そのため、普通に戦ったのでは
どうやっても勝てない相手にも
勝ち目を出すことのできる戦法
と言えます

また、火計を使った場合の敵CPU側の挙動として
敵部隊が右往左往することがあります

火計の種類

火計系戦法の効果一覧は下記のようになります

戦法名消費采配士気低下量機動低下量兵力低下量攻撃低下防御低下
火計4-10
火攻計5-10-10%
火炎計5-10-20
大火計6-10-30
火牛計7-20-10-20%
神火計7-10-30-10%-40
烈火計7-10-30-10%-40
妖術7-20-10-20
太平妖術8-40-10-20-20
六韜秘計8-10-30-20-20

火計戦法の共通効果として、
地形を火に変える効果と
士気減少効果があります

そして、機動減少効果
兵力減少効果を持つ戦法が多いです

高コストの戦法にはさらに
部隊能力減少効果がつくといった感じです

火計戦法= 火計効果 + 士気減少 + 機動減少 + 兵力減少 + 部隊能力減少

こんな感じで効果の種類が多い戦法ですね


優秀なのを選ぶとするなら
通常の火計、神火計、太平妖術あたりでしょうか

通常の火計は余計な効果がついていないので助かります
采配4で士気減少+地形を火に変えるという
強力な部分だけを使うことができるためコスパがいいです

太平妖術は圧倒的な士気減少量に加え、
防御減効果も併せ持ちます

神火計は防御減効果が大きく、
使いどころを選べば、すさまじい効果を得られます
ただシンプルに火計+低コストの防御減戦法でもいいですが…

機動減少効果はなくてもあまり困ることは無いです…
CPUがあまり賢くないのと、
右往左往してくれる挙動のおかげで…

兵力減少も序盤のシナリオ以外はそんな必要ではないです
士気を削りきってから防御減戦法…という流れの方が早いので


参考 火計系戦法・所有武将一覧

レア火計:周瑜(神火計) 陸遜(烈火計) 張角(太平妖術)
妖術  :張宝 張梁
大火計 :朱桓 朱然 荀攸 田豊
火攻計 :袁遺 牽招 呉懿 士燮 司馬朗 
     孫礼 張温 董允 費曜 耿紀
火炎計 :陸績 劉磐 劉辟 劉封 留略 
     呂翔 呂岱 呂範 魯淑
火計  :楊秋 劉勲 劉賢 劉丞 呂威コウ
     梁興 梁綱 梁緒 楼玄 費桟 鄭度


火計の使用例


実際の使用例をまとめてみました
大別すると4つです

1.そのまま使う
2.自部隊でターゲットを取り、敵部隊を固定する
3.射網罠戦術や機動減戦法で足止めをする
4.陣を利用する

1つずつ解説していきます

火計使用例1:そのまま使う

まんまですね…
多くの部隊を巻き込んで使うだけです

注意する点としては
風向きと効果範囲内に敵をしっかり入れることです

画像のように、風上から敵に向かって火を放ちます
また、効果範囲内に敵をしっかり入れることも重要で、
こうすると事で戦法使用時に士気減少効果が発揮されます

この士気減少の効果は火計の種類にもよりますが、
采配4の火計で-10です

火のダメージで士気を削れるのは10~20程度なので、
割合としてははかなり大きいです
出来るだけ多くの部隊を巻き込みましょう

火計使用例2:自部隊でターゲットを取り、敵部隊を固定する

自部隊で敵部隊をせき止め、
火のダメージを一方的に与えるやり方です

進行速度は一番遅くするとやりやすいと思います

敵のターゲットを取って、
こっちにしっかり向かってきていることを
確認してから使用します

風向きなのですが…
風上に立って使用するのではなく、
画像のように風の方向と直角の位置に立って
使用するのがポイントとなります



火計使用例3:射網罠戦術や機動減戦法で足止めをする

移動できない状態にしておいてから
火計を浴びせるやり方です
これは主に弓兵科で使用します

射網罠戦術を使用する場合は
地形が限定されるなどの欠点もありますが、
射撃のダメージを安全に与えられるという利点があります

火計使用例4:陣を利用する

陣に籠った相手に利用したり、



敵がこちらの陣を叩いている時に火計を使用する方法です


前者は問題がありませんが、
後者は陣を落とされると士気-30なので、
下手すると状況が悪化しかねません

敵の破壊値によっては注意が必要です

火計系戦法のまとめ

一方的にダメージが入るので
本来勝てないような相手にも勝ててしまう
不可能を可能にする戦法…それが火計です

これについては、CPUがあまり賢くないのと
右往左往して接待してくれる点も大きいです…

どちらかというと劣勢時に使用する戦法で、
こちらが優勢なら通常の部隊交戦で
ダメージを与えた方が手っ取り早いです
別に弱くはないのですが、面倒です

火計戦法の所持武将は多いので、
弱小勢力の場合、1人確保しておくと
いざという時に便利です

ちなみに藤甲兵は火に弱いので
260~320程度の兵数ダメージが出ます
士気ダメージは通常通りです

なお、以前のバージョンでは
火計で負傷兵になる割合が少なかったようですが、(=戦死率が高い)
今のバージョンでは通常の交戦と同じ負傷兵率75%となっています