前回は攻城戦において
都市側の被ダメージに関わる要素として
耐久を取り上げました
今回は都市太守の統率を取り扱います
攻城戦において、太守の統率の影響は
大きいのか、それとも大したことないのか
…見ていきましょう
注
前回の記事同様、
こちらも三国志14wikiで筆者が
過去に行った再検証となる内容です
条件等は違いますが…
検証:太守の統率
では、太守の統率が
ダメージにどう関わるのかの検証です
なお、ここでは都市VS敵部隊の
直接対決だけを取り扱うので
それ以外の火計や戦法などの要素は
排除させていただきます
検証方法
下記の2部隊を戦わせ、
1交戦のダメージを測定しました
攻城側
・能力値 :ALL80の武将
・部隊 :魚鱗、士気100、兵数4800
・部隊数 :上記の部隊を4部隊で攻囲
・地域隣接:1箇所
部隊能力:攻軍671、防御672、攻城291、破城12
都市側
・能力値 :統率40・60・80・100
・兵数 :10000
・士気 :100
・耐久 :2000
検証結果
太守統率 | 都市側ダメージ | ダメージ軽減率 | 攻城側ダメージ | ダメージ増加率 |
100 | 114 | 37% | 468 | 160% |
80 | 131 | 28% | 416 | 142% |
60 | 154 | 15% | 352 | 121% |
40 | 181 | 0% | 292 | 100% |
・ダメージ軽減率
統率40の結果を100%としたときのダメージの軽減率
・ダメージ増加率
統率40の結果を100%としたときのダメージの増加率
太守統率 | ダメージ比 攻城:都市 | 比率 |
100 | 1:4.1 | 256% |
80 | 1:3.2 | 200% |
60 | 1:2.3 | 144% |
40 | 1:1.6 | 100% |
・ダメージ比 攻城:都市
都市側1人の損害に対して、攻城側を何人倒したか
所謂キルレート、キルレシオの類
・比率
統率40の結果を100%としたときの
ダメージ比の伸び率
太守の統率が高いほど、
攻城している部隊への与ダメージは大きく、
都市への被ダメージは小さくなる
また、グラフを見ればわかる通り、
綺麗な比例関係となっています
前回の耐久は被ダメージを軽減させるだけの効果でしたが、
太守の統率は与・被ダメージ両方に影響を与えます
与ダメ・被ダメの軽減率・増加率を見てみます
統率を40から100まで上げると
都市へのダメージは37%軽減され、
敵部隊へのダメージは60%増加しました
次に、この2つの要素(与ダメと被ダメ)を総合評価するため
都市側1人の損害に対して、
攻城側を何人倒したかを表す
ダメージ比を見てみます
統率40のダメージ比を100%とすると、
統率1.5倍の60ではダメージ比が144%増加
統率2.0倍の80ではダメージ比が200%増加
統率2.5倍の100ではダメージ比が256%増加
となっています
よって、攻城戦では
太守の統率がX倍となると、
ダメージ比はX倍増加する
という関係になっているようです
攻城戦では統率の影響が大きい
ということで太守の統率がX倍になると
所謂キルレシオ(キルレート)はX倍有利となる
…と、なりました
今作の統率は野戦では親愛効果などのバフに隠れて
若干地味な存在になっていましたが、
攻城戦においてはガッツリ影響する要素となっています
検証する前は野戦部隊なら1桁ダメージで
完全に封じ込められる耐久にばかり
注目していましたが、
こうしても見ると統率の影響力も大きいですね
ということで統率の低い君主や太守が
うっかり前線にいるような都市は
それだけ狙い目となります