ガンプラ撮影初心者の白背景&画像編集

作ったガンプラを思うように表現できない!!
と四苦八苦していましたが、迷走した結果
白背景での自分の撮影のやり方を確立しました
 
そして、撮った画像の編集のお話を今回はします

撮影に関してはほぼ初心者
必要なところだけを得た情報で書いているので、
内容に誤りがあったとしてもご容赦ください
 
今回の手法の確立に当たり、
YPZハウス様
nipper様
情熱エンジン様のサイトを参考にしました
 
理屈なども解説されてますので
一読しておくと撮影に関しての理解が深まると思います

白背景の撮影について

白背景のガンプラ撮影は
背景紙とガンプラをそれぞれ別のライトで照らして撮ります
 
この際、背景紙を完全に真っ白にすることにより
ガンプラの存在だけを際立たせることができます
 

使用道具

今回使用する道具です

・撮影用カメラと撮影アプリ
・光量が強力な背景用ライト
・被写体を撮影する撮影用ライト
・白背景紙

以上が必須で、
他はあると便利な付属品です
ただし、ライトは光量の調整ができるものを選ぶ必要があります
 
また、背景用ライトは撮影用ライトより、
光量が大きいモノ
を選択します
 

・撮影用カメラ(スマホ) & アプリLightroom
  
・SAMTIAN 60x60x60cm(撮影ボックス)
  背景用ライト・背景紙 www.amazon.co.jp/dp/B07PDJT6GC
  
・ataraxia 撮影用ライト 2packセット
  撮影用ライト www.amazon.co.jp/dp/B0BRZL1ZCL
  
・ピンポイントライト
・三脚&スマホホルダー
・台
・板(レフ板再使用)

以上が今回使用した道具となります
 
これらの道具の詳細については
ページの最後の方にある
「付録1:撮影道具の詳細説明」を見てください
 

撮影方法

順々に調整していきます

①撮影アプリ「Lightroom」の設定
②背景用ライト 光量の調整
③撮影用ライト 光量の調整
④ピンポイントライトの調整
⑤撮影
 
※②、③は順不同

 

①撮影アプリ「Lightroom」の設定

・プロモードに設定
・フラッシュOFF
・撮影のタイマーを5秒に
・ISOを最低値に
・シャッタースピード(SS)の調整

毎回、調整が必要なのは
シャッタースピードだけです
使用するライトに合わせて調整します

こちらは大体でOKです
ここからシャッタースピード(SS)は固定します
 

②背景用ライト 光量の調整

背景紙が真っ白になるように
背景紙を撮影しながら
背景用ライトの光量を調整します

 
背景用ライトは背景だけを照らします
上から照らすと被写体にまで光が行ってしまうので
使用道具の画像にあるような板などでこれをガードします
 
 
背景紙撮影

初期状態、
ちょっとグレーがかってますね
 

ライトの光量を上げます
調整後、完全に白になりました

ここからちょっと光量を落としておきます
撮影用ライトの光も当たるので

③撮影用ライト 光量の調整

次は被写体に当てるライトの調整です
 ②で調整した背景用ライトは一旦消してください

まず、必要な部分に光を当てていきます
 必ずしもすべての部分に当てる必要はないと思いますが
 初心者は全部当てるようにする方がうまく行く気がします

 
光りが当たっていないときは
・ライトの位置、角度の調節
・レフ板の設置
・ライトの増設

などをします

次に光量の調整をします
テカりすぎないよう、暗すぎないように調整します
 
 

④ピンポイントライトの調整

任意です
センサーや眼を光らせたいときは
ピンポイントライトを移動させて
その部分だけを狙い撃ちにします
 

⑤撮影

全てのライトを光らせ
いよいよ本番の撮影です

背景・被写体、個々に撮影した時より
ライトの光量がズレていると思うので
微調整をしつつ撮影します

ちょっと光量が大きい
背景紙から飛び出ています
が、
ここから画像編集で直していきます

画像編集

さて、撮影で取った画像は
お手元のガンプラと比べて
別物みたいになっていると思います

ここからこの画像を編集して
さらに別物にしていきます

ホンモノは画像にすることができないのです
(少なくとも初心者の私には…)

撮影でも使った画像編集アプリ「Lightroom」を使います
撮った画像を選ぶと下のメニューに「編集」があるので
ここから各項目を選び調整していきます

画像の調整法は色々あると思いますので
下記のやり方は一例として見てください
 
 
まずは「ライト」メニューから
露出量・コントラスト・ハイライト・シャドウ
白レベル・黒レベル
を調整します

露出量は光量が強かったらマイナス、
弱かったらプラスと調整します

コントラストはとりあえず+20にしておきます

ハイライト・シャドウ・白レベル・黒レベルの調整は
絶対に必要って訳ではないです

背景の白飛びが弱い、
画像の明暗をハッキリさせたいときは
ハイライト・白レベルをプラス
シャドウ・黒レベルをマイナスにします

次に「カラー」メニューで「自然な彩度」の調整をします
基本的には上げた方が、画像にした時にしっくりきます
が、被写体次第です

最後に「テクスチャ」「明瞭度」です
どちらをどれだけ…は良く分らないですが
基本上げた方がいいです
 
私は明瞭度だけ+20程度上げてます
 
 
後は右上の「…」をタップし、
「デバイスにコピーして保存」すると、
一般の画像として扱われます

私はこの後PCに出力し、
角度調整、トリミング(必要な部分を切り出す)を
行い、完成画像としています

「Jtrim」というフリーソフトを使っていますが
どのソフトでもこの機能はついていると思います
Lightroomにもあります
 
完成画像

 
 
完成画像ver2
↑から自然な彩度だけマイナス側に持っていった画像

 
 

付録1:撮影道具の詳細説明

今回使用した撮影道具の詳細説明となります


撮影用カメラ & Lightroom
 カメラはなんでもいいです
 3年前に買った1万円ちょっとのスマホで撮りました
 「何で撮るかより、どう撮るか…って誰かが言ってました
 
 Lightroomは撮影&画像編集もできるアプリです
 フリーソフトでアンドロイド版もあります
 これも代替ソフトがあればそちらでも
 
 
SAMTIAN 60x60x60cm(撮影ボックス)
・強力で光量調節のできるライト×2
・全周囲のレフ板
・背景紙(白黒灰の他、赤や青も)
要は↑がセットになったもの

こちらのライトは↓のライトよりも光量が高いです
私は買いましたが、実物見ると自作でも作れそうです
お高い
 
全周囲のレフ板は役に立っているのか
いないのかイマイチわからない
ただ天井のレフ板は自作だと設置しづらいので
そこはうれしいです
 
 
ataraxia 撮影用ライト 2packセット
撮影用ライト×2、三脚×2
 
ライトは光量調整機能つきです
ただ、光量Maxまで上げても↑のライトには負けてます
三脚は最低でも高さ60cmになるので、
少々使い勝手が悪いです

下記製品を使うと自由に配置できて便利になるかも
どっちもクリップ
www.amazon.co.jp/dp/B004XG6HYA

私はダイソーで買ってきた
ブックスタンド?みたいなので挟んで使ってます
(画像右のライト)
 
 
三脚&スマホホルダー
安価でも買えますが、
ここの妥協はしない方がいいです

設置の安定性、動きの自由度など
撮影の快適さに大きく影響します
特に高さ調整は重要だと思います

↑の「どっちもクリップ」を使うのも有りだと思います
 
 
ピンポイントライト
ダイソーで買ってきたお安いライト

こちらはガンプラの眼や
センサーなどを光らす
のに使います

位置は固定でなく、
被写体に合わせて色々な位置に動かします
レフ板でも代用可だと思います
 
 

被写体の高さを調整するクリアでお安い台
これもダイソーで購入
下から写すと迫力のある絵が撮れます
 
 
(レフ板再使用)
背景用ライトに張り付けて、
光りが被写体にいかないように妨害する板です

光りが遮れるならなんでもいいです
私は使っていなかった白のレフ板を再使用しました
 

付録2:白・グレー・黒背景との比較

結局背景紙は基本の白黒グレー3色
試すことになったのでその比較です 
 
黒背景は最初にやったので
今見てもヘタクソーと言いたくなる出来です
 他の出来がいいとは言っていない
 

 
 
グレー

 
 


 
みんな違ってみんないい
とは便利な言葉
 
おわり