三国志13 戦法個別考察 -軍神・不屈系戦法-


色々とデータを取ったので、
それぞれの戦法の特徴や
有効な場面を考えてみようというコーナー

第七回は軍神・不屈系戦法となります

攻撃、防御両面の能力が上がり、
非常に安定感のあるこの戦法
今回はこの戦法についての考察をしていきます

軍神・不屈系戦法の性能

今回紹介する軍神と不屈系戦法の性能は以下のようになってます

消費采配部隊攻撃部隊防御士気逆境範囲士気維持全兵撃
不屈44020
剛将不屈56020
勇将不屈5204020
軍神6603020

共通しているのが部隊防御士気が上がり、
さらに士気維持効果がついているということ

消費采配5の剛将・勇将不屈になると範囲効果がつき、
消費采配6の軍神は逆境がない代わりに
全兵撃がついているといった感じです

攻撃面と防御面に分けて考えると
攻撃面では部隊攻撃・逆境・兵撃・範囲攻撃
防御面では部隊防御・士気維持効果
そして両方に影響を与える士気まで上がる戦法です

軍神・不屈系戦法の特徴

軍神・不屈系戦法には以下2つの特徴があります

・攻防両面の強化で、劣勢向きの戦法
・逆境と兵撃がないと効果半減

軍神・不屈系戦法は使いどころが難しいです

性能や特徴をしっかり把握しておかないと
消費采配が大きい割に効果があまり出ない
…なんてことになることが多いです

特徴1:攻防両面の強化で、劣勢向きの戦法

効果量自体は大きいですが、
攻撃面か防御面、どちらかの効果が腐ると
イマイチな戦果になってしまいます

では、どのような状況で使えばいいのか…
一番この戦法を活かせるのは、
劣勢からの逆転となります

戦法で劣勢からの逆転を狙う場合は
攻撃と防御、両面の強化が有効です

攻撃面だけの強化ですと、
反撃で部隊能力が下げられてしまいます

防御面だけの強化ですと、
敵の士気を下げられず、敵の能力も下がらないため
逆転には至らないことが多いです

また、この2つと同じくらい士気の上昇も有効となります

以上、これらの要素を高い効果で上昇させることのできる
軍神・不屈系戦法は劣勢からの逆転に効果的です

特徴2:逆境と兵撃がないと効果半減

特徴1で劣勢からの逆転には
攻防両面での強化が効果的だと述べました

軍神・不屈系戦法で効果が特に大きいのは
防御面では士気維持効果
攻撃面では逆境強化した兵撃ダメージとなります

士気維持効果が強力なのは
士気にダメージが入らなくなる=被ダメ半減(もしくはそれ以上)
なので分かりやすいと思います

対して、攻撃面での兵撃の影響が大きいというのは
ピンとこないかもしれませんが…

軍神・不屈系戦法は兵撃ダメージが通常より高く、
さらに逆境で強化できるため、兵撃の影響が大きいです

詳細はこちら

ただ、兵撃と逆境、この2つは条件付きでの効果です
そのため、この2つを機能させないと真価は発揮できません

主に兵撃で削っていくのがメインとなる戦法ですので、
この2つの効果が機能した時としない時では
与ダメージに2倍以上の差がつくこともあります

軍神は全兵撃効果があり、
逆境が無い代わりに部隊攻撃の増加量が高めなので、
常に最大スペックを発揮できるのが強みですね

軍神・不屈系戦法のライバル

では、他の戦法と比べて
劣勢からの逆転のどれくらい効果的なのか
検証していきます

比較となる戦法は以下の3つ

同じく劣勢からの逆転に効果的な特攻
防御面の効果が非常に高い不動
逆に攻撃面での効果が高い万人敵


検証方法
2部隊を用意し、片方に戦法を使用させます
そして、戦法使用後の状況で効果を判定していきます

用意した部隊は下記の通り

共通
兵数5000 精鋭槍兵
  

部隊A(戦法使用部隊)
部隊攻撃防御:105
部隊武力:80
士気:70
特技豪傑9
  

部隊B
部隊攻撃防御:180
部隊武力:81
士気120

※部隊武力の差は逆境を発動させるため

結果

自軍兵数自軍士気敵軍兵数敵軍士気与ダメージ被ダメージ
不屈467290429081710328
特攻4471100426279738529
不動468870457386427312
剛将不屈470290429081710298
勇将不屈467690419076810324
軍神464890418176819352
万人敵449670403760963504
采配キルレシオ士気比逆境範囲全兵撃
不屈42.161.11
特攻41.401.27
不動41.370.81
剛将不屈52.381.11
勇将不屈52.501.18
軍神62.331.18
万人敵71.911.17

総合的には勇将不屈と特攻が優秀です

勇将不屈はキルレシオが最も優秀で
士気の面でも優位となっています

特攻は被ダメこそ多いものの、
士気面での優位を築きやすいです
この後の戦いを想定すると、有利に進められるでしょう

万人敵は与ダメージではTOPなものの、
采配を7も使用した割には、
被ダメが大きいためキルレシオが低く
士気での優位も築きにくいという
結果になりました

防御特化の不動は被ダメこそ低いものの、
今回の戦法の中では唯一相手より士気が低くなっています
戦法効果のみだと逆転を狙うのは厳しいでしょう


なお、特攻は士気+30なので、
士気があと1高い状態で使用すれば、
高揚になる状態でした

このように、特攻は士気の上昇により、
部隊能力が2段階上昇することがある戦法なので、
この状態の検証もしてみました

自軍兵数自軍士気敵軍兵数敵軍士気与ダメージ被ダメージ
特攻24550101413274868450

与ダメージは軍神・勇将不屈を抜き、
非常に高い効果があることが分かります

部隊能力が2段階上昇する時は
特攻を優先的に使っていきたいですね


兵撃・逆境無しでの不屈系戦法

先ほども触れた通り、不屈系戦法は
兵撃と逆境、この2つを機能させないと
真価は発揮できません

ということで、この2つの効果が無い時の
不屈系戦法でも比較をしていきます

まずは兵撃なし、逆境有りver.
他の戦法も不屈系戦法に合わせて兵撃はなしにしてあります
(全兵撃効果付与戦法は除く)

それ以外は先ほどと同様です

結果

自軍兵数自軍士気敵軍兵数敵軍士気与ダメージ被ダメージ
不屈466090458094420340
特攻4453100455893442547
不動468270473993261318
剛将不屈469090458094420310
勇将不屈466490451491486336
軍神464890418176819352
万人敵449670403760963504
采配キルレシオ士気比逆境範囲全兵撃
不屈41.240.96
特攻40.811.08
不動40.820.75
剛将不屈51.350.96
勇将不屈51.450.99
軍神62.331.18
万人敵71.911.17

全兵撃効果で兵撃を発生させられる
軍神と万人敵が圧倒的になります

劣勢からの逆転を意識すると、
優秀なのは士気面で有利な特攻となります

不屈系の戦法は攻撃面での弱体化が厳しいため、
士気で優位に立てなくなっていますね

勇将不屈を例にとると
与ダメージが810から486に落ちました…

…さて、では逆境もつかなくなるとどうなるのか
自軍兵数を6000にして再調査した結果がこれになります

自軍兵数自軍士気敵軍兵数敵軍士気与ダメージ被ダメージ
不屈565290465897342348
剛将不屈568290465897342318
勇将不屈565890461395387342
采配キルレシオ士気比逆境範囲全兵撃
不屈40.980.93×
剛将不屈51.080.93×
勇将不屈51.130.95×

与ダメージが半分以下になってしまいました

勇将不屈を例にとってみると

兵撃・逆境あり   810ダメージ
兵撃なし・逆境あり 486ダメージ
兵撃・逆境なし   387ダメージ

一応士気維持効果と士気+で戦法を使う意味はあるものの、
それなら他の戦法でも…となってしまいます

軍神・不屈系戦法のまとめ

逆境・兵撃を活かし、劣勢状態で使用すると
最大の効果を発揮できる戦法です

範囲攻撃効果もあるので、多数の部隊に使用すると尚良いですね

最強クラスの戦法に並ぶことはできないものの、
状況を選んで使用すれば良好な戦果をあげる事が出来る戦法です
実際はなかなか難しいですが

劣勢で多数の部隊に使用すると考えると、
CPU向きの戦法かもしれません

さて、今回紹介した軍神・不屈系戦法の4つの戦法
この4つの中ですと勇将不屈軍神がお勧めです

軍神は全兵撃を持ちで、逆境と兵撃の有無を
考える必要がありません

一方で、勇将不屈は逆境と兵撃が発動すれば
消費采配が1少ないにも関わらず、
軍神を上回る戦果をあげる事が多いです

剛将不屈は既に士気維持効果があるので
これ以上防御を強化する意味が薄いです

不屈は範囲攻撃という差別化もできず、
特攻と競合すると、
攻撃面でも士気面でも非常に厳しいです